不動産相続・住み替えなど、台東区の不動産売却なら「浅草縁結び不動産」|【不動産売却まめ知識vol.16】なぜ相場より1.5倍の価格で売れたのか? ~回答編~

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【不動産売却まめ知識vol.16】なぜ相場より1.5倍の価格で売れたのか? ~回答編~

前回、皆さんに一つの疑問を投げかけました。

それは、「なぜある物件が相場の1.5倍の価格で売れたのか?」というもの。

今回はその答えをお伝えいたします。

実はこの驚きの価格になった背後には、主に次の2つの理由がありました。

「競争入札の効果と隣接地所有者の存在」です。

詳細をお伝えしましょう。

 

買いたい人が多くて競争になったいわゆる競争入札

競争入札とは、複数の買い手が同じ物件を購入するために入札競争を行う状況のことを指します。

この競争入札が相場の1.5倍の価格で売却される理由となることがあります。以下にその理由を説明します。

 

1.需要と供給のバランス

買い手の需要が物件の供給を上回る場合、競争入札の可能性が高まります。

需要が高まる要因はさまざまですが、好立地、魅力的な設備、近隣施設の充実などが挙げられます。

競争入札によって、買い手は自分の希望する物件を手に入れるために積極的に価格を上乗せする傾向があります。

 

2.競争心の高まり

競争入札では、買い手同士が直接競い合うため、価格を押し上げる要素となります。

買い手たちは物件を獲得したい一心で、自分の予算の範囲内で最高の価格を提示しようとします。

このような状況では、相場よりも高い価格が成立する可能性が高まります。

3.マーケティング戦略の影響

物件を売却する際には、適切なマーケティング戦略が重要です。

売主や不動産業者が魅力的な広告や宣伝を行い、買い手の関心を集めることで、競争入札の興味を引き起こすことがあります。

情報の拡散や買い手の意識を喚起することで、相場を上回る価格が実現する可能性が高まるのです。

 

隣接地所有者の存在

不動産の世界には「隣地は借金してでも買え」という言葉があります。

なぜなら、土地が広がればその利用価値も向上し、価値が増すからです。

実際、隣接する土地の所有者が購入を希望するケースは珍しくありません。

要は、物件に対する「購入したい」という気持ちが高まれば、その価格も自然と上昇するというわけです。

 

1. 敷地の広さによる利用価値の高まり

隣接地を所有している場合、敷地の広さが拡大することで利用価値が高まる傾向があります。

隣地所有者が自身の土地と隣接する物件を購入することで、プライバシーや開放感の確保、

建物や庭の拡張などの利点が生まれます。

このような利益を得るために、隣接地所有者は相場よりも高い価格で物件を購入する意欲を持つことがあります。

ただし、すべての物件が競争入札を通じて価格を上げることができるわけではありません。

立地や物件の特性など、様々な条件が影響します。

しかし、一つ確かなのは、「近隣住民は最も価値のある見込み客である」ということ。

近所の方々との良好な関係は、物件の価値を高める大きな要素となります。

 

2.投資や開発の可能性

隣接地を所有することで、将来的な投資や開発の機会が広がることも考えられます。

土地の利用計画や都市開発の動向によって、物件の価値が上昇する可能性があります。

隣接地所有者がそのような潜在的な価値を見出し、相場を上回る価格で物件を購入するケースもあります。

 

結論

不動産物件が相場の1.5倍の価格で売却される理由には、競争入札や隣接地所有者の存在が大きく関与しています。

競争入札によって需要と供給のバランスが崩れ、買い手の競争心が高まることで価格が押し上げられます。

また、隣接地所有者は自身の土地の利用価値の向上や将来的な投資・開発の可能性を考慮し、

相場を上回る価格で物件を購入することがあります。

これらの要素を理解し、適切なマーケティング戦略を活用することで、

売主は相場を超える価格で物件を売却する可能性を高めることができます。

 

この記事を書いた人

石田栄一

離婚とおうちで"困ったとき”のあなたの街の相談窓口 代表
浅草縁結び不動産(縁結び株式会社)代表
・宅地建物取引士
・賃貸不動産経営管理士
・住宅ローン返済支援エージェント